熊本県宇城市で祖父、父、息子の3世代で寝ござの原料い草を生産しています!
 そのい草がどうやってできるかを順に説明します。

 冬に入り寒くなる時期ですが、水を張った田んぼに入り丁寧に植えていきます。

 年を越し春になるとい草は急激に成長します。伸びたい草が倒れないように、杭を打ち網を張ります。
 杭を打つのは手作業。重労働ですがい草の成長を支えるためには必要になります!

 途中の栽培でもこだわった資材をしようしています。

 夏になり草丈が170cmほどになれば刈り取りの時期です。
 収穫したい草は泥染めをして、乾燥させて袋に詰めます。作業開始が午前3時30分で過酷です。約1ヶ月間毎日やります。しかし、お客様にしっかり届き喜んでいただけることを願い、一生懸命丁寧に手をかけていきます。
 ちなみに泥染めとは、特殊な染土水でい草をコーティングすることです。この工程により畳特有の香りが生まれます。

 袋詰めしたい草は約半年間寝かせ、その後畳表へ加工していきます。
 できあがった畳表に畳縁を付けて寝ござの完成になります。